屋根葺き替え・屋根塗装・雨漏り修理・ガルバリウム鋼板なら何でも「屋根修理の専門店やねの匠」が解決します。

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耐震実験

根拠に基づいた施工・ご提案のために

「重量がある瓦屋根と軽量屋根では、どれだけ耐震性能が違うのか?」という疑問に対する明確な答えを導くために、やねの匠では屋根材メーカーと協力・提携し、以前屋根を施工させていただいたお客様の力もお借りして、実証実験を実施しました。 瓦屋根から銅板系の軽量屋根に交換すると、建物の揺れ幅が減少し、耐力性能がアップし、耐震性能が上昇するという実験結果となりました。
屋根を軽量化することで確かな効果があることを、実際に自分たちで確かめることが、根拠を持ったご提案につながり、弊社をご利用いただくお客様への信頼にもつながると考えます。

根拠に基づいた施工・ご提案のために

計測方法

計測方法

ビイック株式会社の動的計測システム「動的耐震計測システム DYNAS」を使用し、実際に耐震性能の実験を行いました。

動的計測システムとは・・・

小型起振機のゆれを利用して建物に小さな地震を起こし、家がどのくらいの震度まで耐えられるか、具体的な数値を測定する計測法です。建物を揺らすといっても、人間がようやく感じる震度1程度の微弱な地震なので、物が倒れたり、建物自体を傷つけたりすることのない、とても安全な調査方法です。
  • 計測方法

実証実験概要

■在来軸組工法2階建の木造住宅(平成4年新築【築26年】)
■延床面積/1F:70.38平方メートル 、2F:53.0平方メートル
※赤の点線部分=改修部分
  • Before
  • After
  • ビフォー
  • アフター
  • 既存瓦屋根
    約50kg/平方メートル

    ※2018年4月5日
  • 既存瓦屋根
    約50kg/平方メートル

    ※2018年4月5日
考察 1平方メートルあたり50kgの瓦屋根を葺き替えて7kgのジンカリウム鋼板にしたところ、約7分の1の軽さになりました。この事から瓦屋根がいかに重いかがうかがえます。

建物の耐力性能

  • 建物の耐力性能拡大表示(別ウィンドウで開きます)
考察 屋根の取替前後を比較すると、取替後は建物の固有振動数が上昇しています。
住宅の重量が軽くなったことによって建物の耐力性能が上がったことを示しています。

建物の揺れやすさ

  • 建物の揺れやすさ拡大表示(別ウィンドウで開きます)
考察 軽い屋根への取替によって住宅南側計測値の固有振動数が5.5Hzから7.1Hzへと上昇したことから、地盤の固有振動数(3Hz)との離れが大きくなり、2倍強に達しているため、地盤と建物の共振はない(揺れにくくなった)ものと考えられます。

建物を支える力

  • 建物を支える力拡大表示(別ウィンドウで開きます)
※1981年から1999年までに施工された住宅のビイック社計測実績による固有振動数と動的壁充足率の関係。尚、動的壁充足率は、雑壁などの存在を考慮に入れた数値で求められていますので、耐力壁での計算値とは異なります。
考察 固有振動数を壁充足率に換算して考えると、2.02( 取替後)÷1.26( 取替前)=1.60となり、60%壁充足率が上昇したことから、その分建物を支える力が強くなったと考えられます。

実験の結果

軽い屋根への交換によって、耐震性能が上昇したことが考えられます。

実験の結果、瓦を降ろして鋼板系軽量屋根に葺き替えた所、壁耐力性能が約60%向上した事がわかりました。建物の固有振動数が上昇した結果、地盤と建物の共振も減少し、建物が揺れにくくなりました。
  • 実験の結果
  • 実験の結果

屋根の軽量化により耐震性能は向上します!

熊本地震や大阪北部地震では、重量のある瓦屋根が建物の損壊被害の大きな原因になりました。建物の耐震性能を高めるには、屋根の軽量化を図ることがおすすめで、そうすることにより住宅の劣化や維持管理対策にも効果をもたらします。やねの匠では、あらゆる屋根の問題を高い技術力と適正価格で解決していますが、無料で屋根診断を実施しています。屋根のリフォームや葺き替えなどのお見積りも無料で行っておりますので、現在の屋根の老朽化や耐震性などに不安をお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

屋根の軽量化により耐震性能は向上します!

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